【静岡県】園と自治体がともに進めるICT推進 ― 業務改善から広がる保育の質向上と不適切保育の防止 ―
保育ICTラボ事業において、静岡県では、自治体職員を対象に、園と自治体が連携してICT活用を推進していくための研修会を実施しました。
本研修では、保育ICTの現状や課題を共有するとともに、自治体がどのように園のICT活用を支援していくかをテーマに、具体的な事例やディスカッションを通して理解を深めました。
背景:ICTは「導入」から「活用」へ
全国的に保育ICTシステムの導入は進んでいる一方で、「導入=活用」にはつながっていない現状があります。
静岡県内においても、
- ICTは導入されているが活用に差がある
- 操作や活用を支援する体制が不足している
といった課題が見られます。
ICTは単なる業務効率化にとどまらず、保育の質向上や不適切保育の防止、職員の定着にもつながる可能性があります。そのため、活用の“壁”を越えるための支援体制づくりが求められています。
研修会の実施:実践事例と支援のあり方を学ぶ
研修では、これまでの取り組みや事例をもとに、自治体としての支援のあり方を具体的に共有しました。
- ICT活用支援の実践事例
- ICT導入段階ごとの課題と支援方法
- 園職員の声や現場での変化
また、参加者自身が自らの自治体におけるICT推進を考えるため、アクションプランの作成にも取り組みました。当日の投影資料とアクションプラン作成のためのワークシートは、PDF(本ページ最下部からダウンロード)でご覧いただけます。
ディスカッション:自治体ごとの課題を共有し、次の一歩へ

グループディスカッションでは、各自治体の現状や課題、取り組みについて意見交換を行いました。
多くの自治体で共通して挙がった課題として、
- ICTは導入されているが、活用度に差がある
- 職員のICTリテラシーの差が活用の妨げとなっている
- 導入の目的が現場に十分伝わっていない
- 導入後のフォローや伴走支援が不足している
といった点が共有されました。
当日のディスカッション内容をまとめた資料は、PDF(本ページ最下部からダウンロード)でご覧いただけます。
見えてきた方向性:継続的な支援と“現場理解”の重要性
ディスカッションを通して、ICT活用を定着させるためには、
- 園の状況を継続的に把握すること
- 現場の声をもとに支援内容を考えること
- 導入後も伴走的に関わり続けること
が重要であることが確認されました。
単発の導入支援ではなく、現場に寄り添いながら継続的に支援していくことが、ICT活用の定着につながります。
まとめ:自治体の関わりが、ICT活用を“定着”へと導く
本研修会は、ICT活用を単なる「導入」で終わらせず、地域全体での定着につなげていくために、自治体が果たす役割を考える機会となりました。
園と自治体がともに進めていくことで、ICTは業務効率化にとどまらず、保育の質の向上や、よりよい保育環境づくりへとつながっていきます。
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